ひざ痛の方は、膝の曲げ伸ばし時にスクリューホームムーブメントがちゃんとできていない場合があります。
膝は屈曲(曲げる)、伸展(伸ばす)だけでなく、わずかに回旋(ねじれ)の動きも入ることで、自然な動きを作り出しています。
つまり、回旋の動きが制限されていることは、膝関節運動が崩れてしまっているのです。
膝完全伸展位置からの初期の屈曲時に、大腿骨に対して下腿骨(かたい)を内旋(内回り)させることによって膝が伸びきってロックさらた状態が解除されます。これには膝窩筋(しっか筋)の作用が重要とされています。この内旋がうまく働かないと膝が痛くなりやすくなります。
もう一つ、膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)というものが膝の膝蓋靭帯の下側にあります。
『膝蓋下脂肪体とは膝蓋骨の下で、膝蓋靱帯の内面を底とする滑膜に被われた大きな脂肪体で、前顆間区の上に拡がる。 膝関節包の前面は硬く、関節の運動によって変形しないが、この脂肪体が骨の間に入って死腔をうずめている。』
これが硬いと膝がスムーズに動いてくれません。
今日は、この2つのことを改善させるセルフケアをお教えします。
①椅子などに座り膝を軽く曲げた状態で、膝の裏側を内側の下から外側の上に向かって押し摩る。そうすることで膝窩筋をマッサージして動きを助けてあげれる。1分くらい。
②膝蓋骨(お皿)の下にある腱である膝蓋腱の両脇に指を当てて振動させる。そうすることで、膝蓋下脂肪体をマッサージする効果があり、膝の循環がよくなり、動きが改善される。1分くらい。
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